整形外科医(ryuuta19)の独り言 -3ページ目

名古屋で学会。

先月、日手会に行ってきた。名古屋で開催。

 

名古屋国際会議場は名古屋駅から遠い…なんてブツクサ言っても近くはならないので、なんとか地下鉄を乗り換えて着く。まー今回発表がないから気が楽。

 

いろんなおいしいもの食べた。

 

台湾ラーメン。でかいの食べればよかった。

 

どて煮。

 

味噌煮込みうどん。

 

ちゃ、ちゃんと勉強もしたんだからね!

 

ひつまぶしはまた今度。

 

 

2016年ブルべの結果

40才を越えて

40才を越えると

「初老だなあ」

と思うことがしばしば。

 

目も見えなくなるし

食欲もなくなるし

力も弱くなる。

 

それを補おうといろいろ運動したりするんだけど

まあ衰えているねえ。笑。

 

イチローはすごいなあと改めて思うのでしょう。

来年もイチローがんばれ。40歳の僕も頑張れ。

そんなこんなでトリノにいってきました。

SICOTという学会に参加したら、そこの座長をしていたイタリアの先生に

「すまんけどSIOTという学会があるんだけど、そこでも発表してくれない?」

といわれ2か月後にまたイタリアはトリノにきちゃいました。

 

トリノといえばオリンピック。ちょうど10年前に冬季オリンピックやりましたっけ。

荒川静香ががんばって金メダルとったっけなあ。

トリノといえばこのたかーい建物。

モーレ・アントネリアーナというらすい。エレベーターで昇れるんです。

僕の上司と一緒に行ったんだけど、上司は高いところが大嫌い(^o^)

50代男性と40代男性がきゃーきゃー言っておりました笑

 

学会の途中で食べたカルボナーラ。

うまいうますぎる。そしてこれが5ユーロ(600円)って安すぎるよお父さん。

 

このセブンアップというお店でございました。おいしかった。今度トリノに行ったらまた行きたい。

 

美術館に行ったらマリア様が。きれいだねえ。

必ず青色と赤色の服を着ているんだよねえ。モチーフなのかしら。

そして赤ちゃんはイエス・キリスト。必ず3本指たてている。なんかイエスキリストってことをあらわしているらしい笑 よくわからないけど。

 

 

人類最初の殺人と呼ばれるカインとアベル。

整形外科医としてはカイン(殺そうとしているほうです、ちなみに兄)の三角筋から広背筋にかけてのムキムキが気になる笑

 

なんだかんだで学会で発表して、周囲はイタリア人ばかりで半分泣きながら、帰ってまいりました。

セブンアップはとにかくおすすめ笑 

 

Soft landing

僕は今ある大学病院に在籍して、毎日骨軟部腫瘍の患者さんとお話し、診断し、治療を行っている。整形外科医で骨軟部腫瘍を専門にしちゃうことはそんなにない。なぜなら骨軟部腫瘍の領域は、患者さんが亡くなることが多くて、整形外科医はふつー敬遠することが多いからだ。関節や手や脊椎を専門にしていても、そんなに「ご臨終です」という機会は少ない。

 

 

 

とはいっても大学病院で亡くなる患者さんは年に2-3人程度なのでそんなに多いわけでもない。もうすでに手のつくしようがない患者さんなので、どうやってsoft landingというか、痛みや苦しみをできるだけとって見送りたいと思っている。緩和ケアチームが幸い存在するので、チームと連絡をとりながら看取ることになる。

 

 

 

患者さんの死に立ち会うたびに思うのは、何か患者さんにプラスになるようなことをできたのかな、ということだ。プラスになる、というのは一人一人違うから難しい。果たしてそれでよかったのかなあと思ってしまう。

 

 

 

ひるがえって自分ならどうしたいのだろうと思う。点滴さえ拒否する患者さんもいた。(結局どうしようかかなり迷いに迷って1日1本だけ点滴してしまった) soft landingは難しい。寝ている間にくも膜下出血ぐらいで亡くなったほうがよいかもしれない。でも悪性腫瘍で亡くなるときは時間的余裕がくも膜下出血よりかはあるから、最後にお別れが言えるかもしれない。どちらがいいだろう。