整形外科医(ryuuta19)の独り言 -2ページ目

奨学金を払い終えた。

毎日を忙しく働き論文のネタを探し、このネタだと英文にはできないと上司から言われ落ち込み、たまに国外の学会に行ったらスマホを無くしてしまったryuuta19です。みなさんいかがお過ごし?

 

今年の5月にベオグラードに行き、10月はモントリオールに行ったけど、写真はない。

クラウドに落としていない私が悪いのだ。ていうかスマホどこいったんやー(モントリオールのタクシーの中に置き忘れたはず)

 

スマホ無くすと予定も何もわからなくなってしまうけど、逆にフリーダム100%なのであんまり深く考えずに行動している。でもそんな余裕はすぐになくなってしまった。新しいスマホを買ってしまったから。

 

学生のころにスマホがあると自由がなくて大変だっただろうなあ。LINEとか無くて良かった。居留守とか使えたし。

 

そのころ何に使ったのか全然思い出せないけど、300万円を奨学金で借りていた。医者になってから細々と返していたんだけど、ようやくすべて返し終えた。

 

たぶん、食費とか食費とか食費とかに消えていったんだろうね笑

 

ありがとう、あのころを支えてくれた300万円。

あなたのおかげで生きていけました(^^)/

 

インフルエンザがたくさん

嫁さんがインフルエンザに罹患したため、ひきこもって数日。

意外に?子供たちが頑張って家事してます。

 

中2の長女がリーダーになって小6の次女、小2の3女もいろいろやってくれてオヤジとしてはうれしい限り。

オヤジは御飯作っておく、洗濯物干すぐらいでOKな家事で楽してます。

うーん、成長はやいなあ。

 

明日のおかずは棒棒鶏と青椒肉絲です。

Cook doですがダメ?笑

 

2018年明けましておめでとうございます。

とうとう私は今年42歳になってしまいます笑

年をとるというのも悪くない。

正月は嫁さんの実家でだらだら過ごしました。こんなにゆっくり正月過ごせるのは初めてかも。

初日の出。

嫁さん実家はかなーり田舎の漁港にありますんで。。。

 

漁港といえば猫。初猫の出。

 

リアス式海岸です。

 

正月食べ過ぎて太りすぎ。

今年はベオグラードとモントリオールに行く予定なり。

トラベクテジンあれこれ。

エリブリンとトラベクテジンは悪性軟部腫瘍に対して最近認可された抗がん剤なんだけど、まだまだ僕は使用回数が少ないので経験的に語ることはほとんどない。でもなんとなくトラベクテジンは脂肪肉腫、平滑筋肉腫(L-sarcomaっていうやつ)にはよく効く印象を持っている。

 

トラベクテジンについてちょこちょこ調べたことを記しておく。まあ覚え書きみたいなもの。
ちなみにトラベクテジンは欧米では1.5mg/m2使うのが普通らしいが、日本人に同じぐらい投与すると副作用多かったので1.2mg/m2に減量された。

 

Demetri GD, von Mehren M, Jones RL, Hensley ML, Schuetze SM, Staddon A,
et al. Efficacy and safety of trabectedin or dacarbazine for metastatic liposarcoma
or leiomyosarcoma after failure of conventional chemotherapy:
results of a phase III randomized multicenter clinical trial. J Clin Oncol (2015)

肉腫化学療法マスタークラスという日本語の教科書にはトラベクテジンの項目の最後に、「トラベクテジン群とダカルバジン群を比較する第Ⅲ相試験が実施中です」とアナウンスがあるんだけど、論文になった模様。対象はADR投与後のL-sarcomaの患者さん518例。

結果
PFSはトラベクテジンに軍配が上がった(平均 4.2 v 1.5 months)。OSはひきわけ(12.4 v 12.9 months)。

結論としてはトラベクテジンはダカルバジンに比べstable diseaseを保つことができるんじゃないか、ということに。
でもまあ、日本ではダカルバジンはホジキン病と悪性黒色腫しか保険適応はない状態なので…


単剤だけでなくて悪性軟部腫瘍にエビデンスのあるアドリアマイシンやゲムシタビンと併用して使ってみたら…みたいな論文もちらほら。

 

Pautier P, Floquet A, Chevreau C, Penel N, Guillemet C, Delcambre C, et al.
Trabectedin in combination with doxorubicin for first-line treatment of
advanced uterine or soft-tissue leiomyosarcoma (LMS-02): a non-randomised,
multicentre, phase 2 trial. Lancet Oncol (2015) 16:457–64. doi:10.1016/
S1470-2045(15)70070-7


Kasper B, Reichardt P, Pink D, Sommer M, Mathew M, Rauch G, et al.
Combination of trabectedin and gemcitabine for advanced soft tissue sarcomas:
results of a phase I dose escalating trial of the German Interdisciplinary
Sarcoma Group (GISG). Mar Drugs (2015) 13:379–88. doi:10.3390/
md13010379

 

 

第Ⅲ相試験を待ちたいところ。

 

 

今年も終わりますね。

だいぶ放置気味のブログですが笑

僕的に今年の重大ニュースは、「親父亡くなる」でした。

まあ人間いつか亡くなってしまうのはわかってはいるけれど、

あーすればこーすれば良かったかななんて考えてしまうのも人間の性ってやつでしょう。

 

今頃天国でゴルフバッグ担いでうろうろしていることでしょう(^^)

 

僕は41歳になりますが相変わらず下っ端的な仕事を淡々とこなし、骨軟部腫瘍の論文を1本書いたはいいがどこもrejectで…

ぼちぼち学会活動はしています、でも論文は塩漬け状態になりそう(^^)

しょうがない、別のネタで論文書こうか。来年は2本ぐらい通したいなあ。

 

来年はどうしていることでしょう。

でもまあ、できる範囲でできることをやっていくほかありませんから、救いは必ず訪れると信じて笑